概要
“誰でも”、“簡単に”、リアルな情報の“見える”データ照会環境を構築 販売データを活用した生産計画により、廃棄ロスを大幅に低減しました。
「どらやき」や「白鳥の湖」を代表とする、安くて美味しい菓子創りに努め、 全国に知られた松本菓子を100年以上創り続けてきた開運堂では、職人の勘頼りの製造から、 データを活用した製造を行えるように以前よりBIツールを活用しておりました。 しかし、多角度的なデータ分析の必要性、及びデータの大容量化に伴う速度低下、等が課題となり、 新たなデータ活用環境をMotionBoardにて再構築しました。
導入背景
職人の勘に頼った業務からデータ(根拠)に基づいた業務に移行する事を目的として、 以前よりBIツールを導入していました。しかし、従来利用していたBIツールは、 店舗や工場における利用度が低下して行き、導入時に期待していたような効果を得られずにいました ( 最大の原因は、データの増大に伴う速度低下 )。 上記のような課題をかかえていたところに、MotionBoardの紹介を受けました。 製品デモを見て、まず処理スピードが速い!という印象でしたが、ダッシュボードの見やすさや操作性も良く、導入を決定致しました。
課題
システム構成図
導入効果
@販売機会損失低減と 廃棄ロスの低減の両立
MotionBoardはシステムを起動してから、短時間で欲しい情報にアクセスする事が出来る為、各店舗・製菓工場(以下、工場)の利用者の活用が進みました。 各店舗の担当者は、前年・前々年、及び 直近の販売実績に基づいて、工場への発注を行う事で、確実に廃棄ロスは少なくなってきています(発注精度の向上)。工場では、各店舗からの発注を受けて即出荷する必要がある為、店舗からの発注量を予測し、生産→在庫しておく必要がありますが、以前は職人の長年の勘頼りで、売り切れを防ぐための生産をしていました。 現在は、店舗と同様に過去実績に基づいて生産計画を立案し、生産する事で、お客様からの実際の需要に近づいてきています。 新たな分析情報に基づく生産計画でも、店頭・工場在庫が欠品してしまう事もあり、販売機会の損失に繋がるケースも未だあります。難しい試みではありますが、廃棄ロスを出さずに、販売機会も損失しない最適解を模索する為に、地場の行事・季節の行事・気象状況、等の販売に影響するコーザルデータの活用も検討していきたいと考えています。
A「システムの操作感・処理スピードの向上」が「各店舗の担当者のデータ活用意識向上」に繋がる
各店舗の担当者には、導入して直ぐに、容易に使える印象を持ってもらえました。 MotionBoardにログインすると、店舗別の売上実績、売上/販売数のTOP10が直ぐ目に入ってきますし、その他にも見たい情報が既にダッシュボードで用意されている為、難しい操作無く、欲しい情報に素早くたどり着くようになったと感じています。 実際、情報へのアクセスが速く・簡単になった事により、誰もが日に数回ダッシュボードを見るようになり、販売実績への関心も高くなっています。
今後の課題
@販売計画のシミュレーション コーザルデータの利用
A店舗在庫を考慮した生産計画立案
私が導入しました
BS事業部 第3SS部 富樫社員
地元で有名な御菓子屋さんである「開運堂」様にMotionBoardを導入頂きました。 導入時に、どのようなデータの見える化を行うのか、提案・相談をしながら進めさせて頂きましたが、そのとき作成したダッシュボードが業務改善に繋がっていることを大変嬉しく思います。
事例名 | 菓子製造業 |
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会社名 | 開運堂 |
ソリューション | BIダッシュボード「MotionBoard」 |
事例概要 | “誰でも”、“簡単に”、リアルな情報の“見える”データ照会環境を構築 |