病院機能評価対応と院内マニュアルのペーパーレス化
電子情報システム室 室長 福島 貴子 様
システム導入の経緯
熊本セントラル病院では、「現場で活用できるマニュアル整備」を方針に掲げ、数年前から監査チームを組織し、活動を行ってきました。マニュアルの整備・運用は、病院機能評価の重要な評価項目の一つでもあります。
従来は、紙のマニュアルをファイリングし運用してきましたが、許可のない書き込みや追加、最新版への更新など、いくつかの問題を抱えていました。マニュアルの電子化を進め、電子カルテと連動する仕組みを構築しましたが、マニュアルを閲覧するまでの手間がかかること、持ち歩きには不向きで、十分に活用できている状態ではありませんでした。これら課題の解決に向けて、タブレット端末を活用したシステムの導入を模索・検討することになりました。
従来は、紙のマニュアルをファイリングし運用してきましたが、許可のない書き込みや追加、最新版への更新など、いくつかの問題を抱えていました。マニュアルの電子化を進め、電子カルテと連動する仕組みを構築しましたが、マニュアルを閲覧するまでの手間がかかること、持ち歩きには不向きで、十分に活用できている状態ではありませんでした。これら課題の解決に向けて、タブレット端末を活用したシステムの導入を模索・検討することになりました。
SmartLibrary導入のポイント
タブレットを活用したコンテンツ管理システムをいくつか検討しました。キッセイコムテック社のSmartLibraryは、ホームページの製品紹介が分かり易く、事前に評価環境で実際の機能を試すことができました。
電子化したマニュアルは、マウス操作だけで簡単にサーバーに登録することができ、一元管理が可能になります。タブレットでは、ボタンを1つ押すだけで、マニュアルが常に最新の状態に更新できます。また、パソコンのフォルダに相当するカテゴリによる分類に加えて、任意のキーワードでファイルを検索できるラベル分類は、数多くのマニュアルを管理・検索する上で非常に魅力的な機能でした。
電子化したマニュアルは、マウス操作だけで簡単にサーバーに登録することができ、一元管理が可能になります。タブレットでは、ボタンを1つ押すだけで、マニュアルが常に最新の状態に更新できます。また、パソコンのフォルダに相当するカテゴリによる分類に加えて、任意のキーワードでファイルを検索できるラベル分類は、数多くのマニュアルを管理・検索する上で非常に魅力的な機能でした。
導入効果と今後の展開
システム導入後、現場でのスムーズな活用を意識し、タブレットの基本操作やSmartLibraryによる電子マニュアルの活用について教育を行いました。現在は、従来よりも積極的にマニュアルが活用され、改善に関する意見もより多く寄せられるようになりました。現場の活動にマッチしたマニュアルの改訂が活発に行われ、体系的な管理が可能になりました。
システム導入当初は電子マニュアルのみの運用でしたが、今は院内向けのニュース、研修用の動画、院外で活用する訪問看護の栄養補助食品カタログ、会議資料の活用等、システムの適用範囲が広がりつつあります。
システム導入当初は電子マニュアルのみの運用でしたが、今は院内向けのニュース、研修用の動画、院外で活用する訪問看護の栄養補助食品カタログ、会議資料の活用等、システムの適用範囲が広がりつつあります。
2015年6月