■ソフトウェア概要
収録には弊社の収録ソフトウェアを使用します。
このソフトウェアではリアルタイムに波形をモニタリングしながら、最大32chまでの信号を計測できます。また、動画収録オプション追加で、生体信号と動画の同時収録が可能です。
以下に収録プログラムの主な機能をご紹介します。
収録画面
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- ワンクリックで簡単に収録を開始・停止することができます。
- 視覚的に分かりやすく描画速度や倍率を操作できます。
- 収録中に最大10種類のイベントを入力することができます。
- 被験者の名前や年齢、メモなどを作成することができます。
<収録プログラムの機能>
- 最大32チャネルのA/D変換(32チャネルにするにはA/D変換ボ−ドの他に16ch増設用のアクセサリが別途必要)
- イベントマーキング(10種類)
- 校正処理
- 波形のリアルタイムモニタリング
- 収録中に10種類のイベント(マーキング)を入力することができます。
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付加情報
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テキスト出力
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計測対象者の氏名や年齢、メモなどの
付加情報を作成することが出来ます。 |
収録データをテキストファイルとして
出力できます。 |
収録条件
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校正条件
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サンプリング周波数と収録チャネルを
設定します。設定した収録条件を保存
することができます。 |
校正条件を設定します。
校正条件とは、電圧値表示を実際の測定値の単位や尺度に変更する為に必要な情報です。 |
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■ハードウェア概要
1.アナログ信号を生体アンプ等から入力する場合
こちらでは、アナログ信号を生体アンプ等から収録する際に必要なハードウェア情報、サンプリング周波数毎の最大チャネル数、収録時間の目安などをご紹介します。
尚、MQ8を使用して信号を入力する場合は必要なハードウェアや収録可能なサンプリング周波数などが異なります。MQ16を使用する場合はこちらをご覧ください。
MQ16を使用して信号を入力する場合 へ
<構成例>
デスクトップパソコンの場合
デスクトップパソコンでアナログ信号を収録するには、A/D変換ボードと信号接続用ケーブルのが必要です。
また、17ch以上で計測する場合は、増設アクセサリと信号接続用ケーブル(KCCB-CNT2)が、別途必要です。
ノートパソコンの場合
ノートパソコンでアナログ信号を収録するには、A/D変換ユニット(USB)と端子台、それらを接続するシールドケーブルが必要です。この構成で32chまで計測することが可能です。
<A/D変換ボード(メーカー:CONTEC社)>
本プログラムで使用するA/D変換ボードには次の2種類があります。 |
名称 |
I/F |
入力チャネル数 |
分解能 |
入力 レンジ |
サイズ (mm) |
定価(円) |
AD16-16U(PCI)EV |
PCI Bus |
16 |
16Bit |
±5V ±10V |
176.41(L)×105.68(H) |
116,500円(税抜) |
AIO-161601UE3-PE |
PCIex1 |
169.33(L)×110.18(H) |
128,300円(税抜) |
※16チャネルの場合は空きポートが1つ必要です。
※収録プログラムのサンプリング範囲は100Hz〜10KHzです。
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<32チャネルデータ記録に必要なオプションボード>
32チャネルのデータ記録をする場合は、使用するA/D変換ボードの他に下記のオプションボードが必要になります。
使用するA/D変換ボード |
16チャネル増設用 アクセサリ |
メーカー名 |
定価 (円) |
AD16-16U(PCI)EV |
ATUH-16A(PCI) |
CONTEC社 |
20,100円(税抜) |
AIO-161601UE3-PE |
※32チャネルの場合は空きポートが2つ必要です。 |
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<A/D変換ユニット>
本プログラムで使用するA/D変換ユニット(USB対応)は、以下の通りです。。 |
名称 |
I/F |
入力チャネル数 |
分解能 |
入力 レンジ |
定価(円) |
AIO-163202FX-USB |
USB2.0 |
32 |
16Bit |
±10V |
148,200円(税抜) |
※USB2.0ポートが1つ必要です。(Win10であればUSB3.0でも構いません) |
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<信号接続用ケーブル>
A/D変換ボードとBNC出力端子がある生体アンプ、データレコーダとの接続は下記の信号接続用ケーブルを推奨しています。
使用するA/D変換ボード |
信号接続用ケーブル |
定価(円) |
AD16-16U(PCI)EV |
KCCB-CNT2 |
40,000円(税抜) |
AIO-161601UE3-PE |
AD16-16U(PCI)EV +ATUH-16A(PCI) |
KCCB-CNT2 × 2本 |
80,000円(税抜) |
AIO-161601UE3-PE +ATUH-16A(PCI) |
AIO-163202FX-USB (32chまで) |
PCB96PS-1.5P + ATP-32F +(BNC-B200×チャネル分) |
44,800円(税抜) +単価 2,200円(税抜) |
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<A/D変換ボード、信号接続用ケーブル等のイメージ画像>
AD16-16U(PCI)EV |
ATUH-16A(PCI) |
KCCB-CNT2 |
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<サンプリング周波数と入力チャネル数>
以下にサンプリング周波数と記録可能チャネル数の対応表を示します。
OS |
Windows7 |
CPU(HDD空き容量) |
Corei5 |
A/D変換ボードと
16チャネル増設用アクセサリ |
AD16-16U(PCI)EV ATUH-16A(PCI) |
サンプリング周波数 |
記録チャネル数 |
100Hz |
32 |
128Hz |
32 |
256Hz |
32 |
500Hz |
32 |
512Hz |
32 |
1 KHz |
32 |
2 KHz |
32 |
2.5KHz |
29 |
5KHz |
14 |
10KHz |
14 |
※注 意
- パソコンによって、サンプリング周波数によるチャネル数の上限が変わってきます。
- サンプリング周波数は100Hz〜10KHzの範囲で計測できます。
- データ記録できるOSは使用するA/D変換ボードの種類によって異なります。
<収録時間の目安>
収録時間は、収録される媒体(HDDなど)の空き容量によって変動します。
目安として、640 MByteのディスクに格納した場合の収録時間を掲載します。
例) 250 Hz、8 chで 7時間分のデータ容量は約100 MByteです。
サンプリング周波数(Hz) |
収録チャネル数 |
2 |
8 |
16 |
32 |
200 |
232時間57分 |
58時間24分 |
29時間06分 |
14時間33分 |
256 |
173時間28分 |
43時間22分 |
21時間40分 |
10時間50分 |
500 |
88時間49分 |
22時間12分 |
11時間06分 |
5時間33分 |
512 |
86時間44分 |
21時間41分 |
10時間50分 |
5時間25分 |
1000 |
46時間35分 |
11時間38分 |
5時間48分 |
2時間54分 |
2.MQ16を使用して収録する場合
(MQ16とはテレメトリータイプの筋電・心電計測器です。)
こちらでは、アナログ信号をMQ16から収録する際のサンプリング周波数毎の最大チャネル数、収録時間の目安などをご紹介します。
詳しくはMQ16専用ページをご覧ください。
MQ16 へ
<サンプリング周波数と入力チャネル数について>
- パソコンによって、サンプリング周波数によるチャネル数の上限が変わってきます。
- サンプリング周波数は500Hz〜8KHzの範囲で計測できます。
- MQ16は同時に2台、計32ch(アナログ信号のみ)まで使用することができます。
- 複数台で計測する場合、それぞれ異なったサンプリング周波数を設定できます。
- データファイルは個別に出力されます。
<収録時間の目安>
収録時間は、収録される媒体(HDDなど)の空き容量によって変動します。
例) 500 Hz、8 chで 7時間分のデータ容量は約200 MByteです。
サンプリング周波数(Hz) |
収録チャネル数 |
2 |
4 |
6 |
8 |
500 |
88時間49分 |
44時間24分 |
29時間38分 |
22時間12分 |
512 |
86時間44分 |
43時間22分 |
28時間54分 |
21時間41分 |
1000 |
46時間35分 |
23時間17分 |
15時間31分 |
11時間38分 |
2000 |
23時間17分 |
11時間38分 |
7時間45分 |
5時間49分 |
5000 |
9時間19分 |
4時間39分 |
3時間6分 |
2時間19分 |
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